隠れて善を積むとはどういうこと?どんないいことがあるの?その疑問に本書は答を出してくれています。
定価 1080円
陰隲とは人の見ていないところでする徳のことである。フランス駐日大使であったポール・クローデルが語った、日本人の「高貴な精神」の底流には、江戸時代から続いた庶民の積善・陰徳の生き方があった。
人知れず陰徳を積めば人生に必ず幸運を招く。
定価 1,851円
江戸中期の女性漢詩人、立花玉蘭(ぎょくらん)は、柳河立花藩筆頭の立花帯刀家第三代当主茂之の姫君として生まれる。
幼い頃から、漢詩に親しみ、荻生徂徠の高弟、服部南郭に師事する。
『中山詩稿』は、玉蘭が嫁ぐ時に、父親に出版を願って実現した漢詩集で、当時の女性の出版としては、大変稀な漢詩集となった。
この原本を手に入れた三浦氏は、書き下し文と解説を加え本書にまとめる。
出版後、2017年7月には、漢詩連盟の会員とともに、玉蘭のゆかりの地を訪ねる柳川ツアーを開催し、玉蘭の漢詩を吟行。柳川では、生地の中山村にあるいこいの森公園、漢詩にも歌っている清水寺、系図などがある古文書館、供養塔がある墓などを訪ねて、心情に触れるひとときを過ごした。
楊柳枝詞
垂柳君莫折 垂柳(すいりゅう) 君折(きみ お)ること莫(なか)れ
恐駭黄鶯児 恐(おそ)らくは黄(こう)鴬(おう)児(じ)を駭(おど)ろかさん
鶯語能留客 鴬(おう)語(ご) 能(よ)く客(かく)を留(とど)め
不關久別離 久別離(きゅうべつり)に関(かか)わらず
定価 1620円
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